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ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG11 セーフガード

BLAME!

統治局の代理構成体に都市の無作為な増長を止めるためネット端末遺伝子発見の必要を説かれた二人。そこにセーフガードがダウンロードされる。ギリギリだが二人はメガストラクチャーに穴をあけて上の階層へと進む。塊都編はここまで。次からは東亜重工編だ。

 

・統治局の台詞①「感染性の状態」①。作品中のところどころに示唆があるが、ネット端末遺伝子の変異は感染で起こるのではないか。都市空間に生まれた時点で遺伝子に変異が起こってしまう。そういう感染性のなにかが都市空間に蔓延している。だから都市空間での人間は、実は受精後ネット端末遺伝子が正常に形成されるのだが、母体内など、かなり早い段階で、都市にいる限り変異し失性してしまう。この為誰もネット端末遺伝子を持たない。いきなり最終話の話題になるが、なぜシボとサナカンの遺伝子は都市の外で成長を始めるよう設計されていたのか。また同じく最終話。生まれた少年はなぜ防護服を着ているのか。この辺りの理由を考えるに、都市にいると感染してしまうという仮説が成り立つだろう。

・統治局の台詞①「感染性の状態」②。それでは誰が都市に感染性の何かを蔓延させているのか。多分、珪素生物だ。どこか都市の増殖が始まったかなり早い段階で都市にこうした仕組みを孕ませた。そうすれば誰もネットにアクセスできなくなる。そして珪素生物にとって寄生すべき都市は無尽蔵に増殖しうる。ネット遺伝子を失わせる空気を蔓延させることは、珪素生物の快適な生活にかなり優位に働く。


・統治局の台詞②「君たちと直接コンタクトを取れない」。直接しゃべってんじゃねーか、と思うが、きっと直接コンタクトを取るっていうのはネット経由でコンタクトをとるってことなんだろう。電子的な情報を脳に通達する。代理構成体で会話せずとも無線でネットにアクセスししかるべき情報を得ることができる。これがかつてのネットスフィアだったのだろう。


・統治局の台詞③「現在ネットへ正規のアクセスをしてくる者はいない」。ずるしてアクセスしている人はいるのかも? 想像が広がる。


・塗布防電。電磁波を遮蔽する装置らしい。何故かわからないがセーフガードの動きを封ずることが可能。

・塊都から超構造体まで相当の高さがある。この辺りの距離感、スケール、流石の描写である。