ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。桜井のりおは神。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG62 受容体奪還

サナカンは珪素生物の集落を襲撃し、ついにLEVEL9シボを奪還する。そこに上位駆除系が現れる。霧亥がサナカンのところに到着する。


・あらためて、珪素生物。一般人もいるなぁ。サナカンは気にしないけど。『BLAME!2』では人間が珪素生物の集落を襲撃することもあるようだ。みんながみんな武装している訳ではない。そういう存在を問答無用で殺すのはどうなんだろうか。人間も珪素生物もお互いにやりあっているから仕方がないのかもしれない。


薙刀珪素生物。密かに人気が高い女子。強いしクールっぽいしポニーテールぽいし、いいよね。


・なんかキモい珪素生物。壁からニキビみたに生えている珪素生物。なんやねんこれ。こいつらは普段はあまり移動とかを考えなくてもいい生活をしているのかも。栄養なんかは共同で共有されてて、電子的な仕事に就いている。必要ならば身体を得られるが、普段はべつに必要がない。基底現実を旅するような任務には就いていない。攻撃もできる。そんな感じだろうか。ほかにも、ヒレのある触手みたいなのから顔面が生えている珪素生物がいる。いずれにせよキモい。

珪素生物マーク。目玉。序盤の珪素生物の生産施設でこのマークがあったなぁ。

 

・リーダーっぽい珪素生物を倒すサナカン。斬撃にビームが乗る攻撃なのかな。サナカンの足がもげる。でも倒す。

・サナカン、結構無秩序に攻撃してるように見えるけれど、当然LEVEL9シボに当たらないように配慮しているだろう。LEVEL9シボを感知するアプリなんかが入っているんじゃないだろうか。


・サナカンがLEVEL9シボを奪還。禁圧解除で乱射。サナカンのサディスティックな印象はこんなところから生まれているのだろう。

・ワタシタチノコハブジヨ。この後に出てくる緊急保存パックの女の子の解説にもあるように、シボは自分の遺伝子(複写していたセウの遺伝子)とサナカンの遺伝子とでネット端末遺伝子を持つ人間の胚をダウンロードした。サナカンはネット端末遺伝子を孵す強い役割意識を持っている。それを象徴するようなセリフだ。すでに統治局の庇護にもない、ただのAIとなったサナカンの純然たる台詞だ。

・さて、サナカン裾野結説と関連させて語るのだけど、セーフガードサナカンに人間の胚を生成できるだけの遺伝子が含まれていることは重要だろう。すなわち、サナカンは人工の兵器なんだけれども、実はその源には人間があることが仄めかされる。これはセーフガードがもとは人間が起用されていたであろうこととも関係がある。以前、個人的な予想として、サナカンは裾野結のデータが活用されたセーフガード(裾野本人ではない)ではないかと書いた。裾野はクローサーがいなければ改造人間になりセーフガードとして活動していたことだろう。霧亥も、おそらく人間の霧亥がいて、セーフガードになった。もしかしたらドモやイコ、序盤の少年セーフガードも、もとになる人間がいたのかもしれない。

 

・上位駆除系の出現。まず、このあたりの白黒のエッジの効かせ方、ラストの盛り上がりを引き立てている。

・上位駆除系の出現② ここでは、すでにサナカンは何の効力も持たされていない。いわばバニラな状態。だから、セーフガードはそのまま任務であるLEVEL9シボの破壊を目指す。LEVEL9シボを奪還したかどうかは問題ではない。やはりセーフガードはかなり融通が利かない単純な機構だ。破壊しか目指さない。現象に対する反応、という表現が似合う淡白な対応。

 

・霧亥、追いつきます。結構遠いけど。ちゃんと主人公らしく追いついた。えらい。