ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。桜井のりおは神。

【NOiSE 全話紹介&解説】第4章 贄

都市の市民権をはく奪された裾野。通りかかったところにある公衆電話が鳴る。でると、死んだはずのクローサーが話しかけてくる。セーフガードという組織が裾野を探していること、教団が裾野を未だ狙っていること、そして教団が裾野を感知したことを伝える。珪素生物二体の襲撃を受けて、裾野は命を落とす。

 

ネットスフィアの公共サービスを停止される裾野1。組織の整理をしよう。まずは、ネットスフィアネットスフィアは、ネット接続に担保された色々なサービスを展開する会社組織。我々の住む世界で言うところのプロバイダーのようなもの? あるいは郵便局や銀行ATMのシステムを管理する組織。携帯電話の会社みたいな印象もある。まぁ、こういうネット接続や電算を総合的に扱う存在なのだろう。そして、統治局。統治局は『BLAME!』本編の考察でも書いたけれども、行政組織のようなものなんだろう。それで、統治局は電子化が進む社会の中で行政サービスをかなりの割合でネットスフィアに委託している。

・次の話で明らかになるけれども、ネットスフィアは、色々な接続企業を統合するらしい。プロバイダが一社だけになる。そして行政やそれ以外の重要なサービスについて、ネットスフィアが大部分を担うことになるのだろう。

・セーフガードはネットスフィアの一部門で、私たちの世界のインターネットでさんざん議論されているところだが、ウイルスに対するファイアウォールのような存在。サイバー警察のような存在。


ネットスフィアの公共サービスを停止される裾野2。裾野の意に反してサービスが停止された。動きとしては、ネットスフィアを誰かが操作して、都市の市民権を失効させたのだろう。統治局に問い合わせるもダメ。カードでも腕のナンバーでも、すでにネットスフィアを介しての接続で、ネット接続で失効させられたらお手上げな感じだ。もし、役場みたいなところがあって手作業で確認できるのならばまだ希望があったのかもしれない。だが、行政サービス・公共サービスは既に大部分がネット経由でなされる。そこを改変されたら手も脚も出ない。

・では、誰が改変したのか。教団の可能性が高いだろう。教団はネットスフィア(に連なるセーフガード)の技術を盗んだ。ということで、ネットスフィアに干渉することが可能なのだろう。裾野の市民登録を外した。保護を外して、襲撃しやすくした。

・裾野の登録を抹消したのは、統治局あるいはセーフガード自身かもしれないとも思うけれども、そんなまわりくどいやり方して、裾野をセーフガードにするだろうか。ま、私は教団が登録を抹消したと考えるけれども、セーフガードが仲間に入れるために裾野の市民登録をなくした可能性を否定する材料もまたない。


・電話掛けてくるクローサー1。まず、裾野電話持つ時女の子の持ち方になっている。クローサーと恋人だったのかな、あるいは想いを寄せていたのかな、と思っている。

・電話掛けてくるクローサー2。クローサーは何で電子的な存在として「生き延びる」ことができたのだろうか。あるいは身体を駆除系にされると、クローサーに限らず意識は電脳空間に弾き飛ばされるのだろうか。クローサーはうまく自己を統合することができるようだ。もしかしたら意識が電脳空間に拡散してしまう人間もいるのかもしれない。

クローサーはネットにいるので、色々な情報を持っている。教団が裾野を狙っていること。セーフガードもまた裾野を探していること。

 

珪素生物の襲撃。珪素生物もネットスフィアの技術が使われているので、裾野の刀が反応する。単純な駆除系とはことなり、ペアで動く珪素生物には敵わない。裾野は死んじゃう。