ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG45 拡散分子導体

プセルとの戦闘。その直前に、霧亥は、シボとドモ&イコの所にたどり着く。4人はプセルを退ける。

 

・この話を総合的に見ると、戦闘に霧亥が加わることで、「一番厄介」と言われるプセルすら退けることができるのだ。ここに、非常に微妙な戦力の関係がかいま見える。本当に、シーラカンスがちゃんと生成されていたら、展開は大いに変わっていただろうことを想像されられる。また、ドモチェフスキー達でも数百年持ちこたえた理由も何となくわかる気がする。ちょっとの差で、倒されたり倒したりの可能性がある。だから、珪素生物は、状況を有利に進めながらも慎重さを失わなかった/ドモ達は粘り強く戦いえた。

・セーフガードの武器がとても優秀。散弾系の武器や、フックショットみたいな、ワイヤーで移動できるデバイス

 

・的確にプセルを追い詰める霧亥。で、はい。出ましたよ。プセルを倒せないドモチェフスキー。童貞力高いよな。この展開は、すでに先行してクリリン・18号構造がある。新味があるとは正直言えないところではあるが、不正なネット接続を敢行/防ぐと言う電脳世界のそれぞれの大きな目的があるなかで、なんとも卑近で直情的で、情けないような感情だ。この硬質の都市世界に比して、何とも柔らかだ。

・プセルは造換塔を用いつつ、自分を霧状にして退散する。これがタイトルにある拡散分子導体なのだろう。あまりダメージがないようにも見えるが、逃れた先でプセルは倒れ込む。プセルってあまり感情がないような印象だ。追い詰められても不適に微笑んでいる。ドモはそんなところがいいのだろうか。俺はシボの方が好きだなあ。