ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG33 決壊

東亜重工中央AIは転送を強行。メンサーヴは第8空洞の住人を奪還するため、中央AIにアクセスを試みる。セウとイヴィ、メイヴと霧亥との戦闘の決着が描かれる。霧亥のダメージは甚大で、地に横たわってしまう。

 

・中央AIはとにかくここから脱出したい。メンサーブは危険とわかっているのに、中央はそれがわからない。メンサーブが狂ってしまったという描写があるけれども、狂う狂わないってのは相対的なものだ。ここではメンサーブの方が正しい判断をしている。
・中央AIへのメンサーブのアクセス。そんなことをしても無駄だと中央は言うけれど、メンサーブはきっと何らかの情報を引きだしたのだろう。だから最後に、時空隙に入って住人を(時間がかかるとはいえ)復活することを宣言していたのだろう。
・セウが強い。折れた剣で刺して、そして剣をぶん投げる。
・霧亥はやっぱり頑丈で、メイヴにやられてもいつの間にか動いて銃を撃てるようになっている。この頑丈さが、ネット端末遺伝子捜索には有効なのだろう。強さよりも頑丈さの方が、長い長い探索には必要。
・メンサーブを抱きしめるセウ。人間がAIを抱きしめる。高度に発達したAIは、それゆえに人間味がある。だから愛すし、あるいは愛される。シボはそれを危険だと表現するし、画集における表現ではAIとして狂ってしまった、とも言えるだろう。だが人間味ってのはこういうことだ。そういうのが、ハードに描かれる。