ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG9 生電社

霧亥がネット端末遺伝子を求めて生電社に赴き、シボと出合い、頭取を倒す。そしてメガストラクチャーを超えて旅立とうとする回。 ・塊都。アジアンな雰囲気。看板の簡略された漢字がかっこいい。ハングルっぽい文字も見える。この都市の雑然とした感じは、何…

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG8 塊都

ここからLOG11まで、シリーズ読み切り。塊都編がまるまる収まる。 長い橋を渡った先。なんかドロドロしたのを採ってる女の子を見付ける。女の子はなんかよくわからん捕食機みたいなのに食べられそうになり、霧亥は女の子を助ける。しかし女の子とは言葉が通…

【BLAME! 全話紹介&解説】 EXLOG 廃巣

霧亥が都市を歩いているだけのお話。 ・廃巣ってのはハチの巣とかで、蜂がいなくなった巣のことをいう。霧亥は都市を歩いているわけだが、結構人が住んでそうな居住区のような場所を歩いている。骸骨があったり実験設備があったりする。ただし、人はいない。…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG7 建設者

落ちた先の開けた空間。そこで霧亥はクモイという男に出会う。クモイはヤキという女を治す治療者を待っており、霧亥をそれと思い込んでいる。霧亥は治療者ではないと述べるも、クモイは意に介さず話を続ける。そこに建設者がやってくる。霧亥は建設者を止め…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG6 珪素生命

近くの村でも、人間と駆除系とが戦闘中。そこに大爆発とともに現れたのが2体の珪素生物。霧亥は1体を倒したが、もう1体との交戦中に、シャフトに逃れる。シャフトの先にはかなり開けた空間が広がっていた。 ・物語の進展上仕方がないのだが、霧亥が訪れる集…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG5 脱出

霧亥は村に到着したが、既に襲撃された後だった。唯一の生存者を背中に負って、近くの村に脱出を図る。そこに現れたのは駆除系と呼ばれるセーフガード。村人の装備ではセーフガードの外殻素材は破壊できないが、霧亥の重力子放射線射出装置ならば貫通可能。…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG4 統治局

階段の続く四角い縦坑状の場所に到着した霧亥。謎の少年と物々交換していたところ、少年を襲撃する3人組に遭遇する。少年は頭を吹っ飛ばされる。3人組は霧亥を歓迎せず、霧亥の雑嚢を縦坑に落とし、この場所に近づかぬよう警告する。するといつの間にか少年…

【BLAME! 全話紹介&解説】 EXLOG

霧亥が都市を彷徨い、珪素生物の子供を作る施設を見付け、破壊する。 ・シャキサク回。霧亥の食事シーンでやたら食感のよさそうな棒が出てくるのは早くからネットで話題になっていた。あれはグリスらしい。そしてあのぎっしり詰まった形態なのになぜ霧亥は斜…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG3 テクノ遊牧民

霧亥が、テクノ遊牧民を「監視者」から救う話。 ・『BLAME!』に登場する集落は大抵の場合襲撃されたり全滅したりひどいことになる。その被害者第一号がテクノ遊牧民。ある程度の武装はあるが、「監視者」には敵わないようだ。シェルターで最初に殺害される…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG2 大地の記憶

ネット端末遺伝子を持つと思われる子供。前話で珪素生物に殺害? されてしまった。霧亥が開けたところで待っていると、一人の犬を連れた女性が現れる(通称:犬女)。子供の遺伝子情報を記録し終えた犬女は、霧亥に3000階層上に「システム」が生きた階層があ…

【BLAME! 全話紹介&解説】 LOG1 ネット端末遺伝子

久しぶりに書くかー。 大好きな漫画、弐瓶勉『BLAME!』。広大な都市空間をネット端末遺伝子を探して移動していくSF漫画だ。詳細はまぁ世の中に出回っている文章を見てくださいな。この『BLAME!』、作中ではほとんど何も解説がなされず、とにかく広大な空間を…

石黒正数『それでも町は廻っている』13巻

この漫画は、メイド姿でバイトしている女子高生の周りで起こる不思議な事件がお話の基軸になる。ふんだんに鏤められたガジェットやパロディや伏線が、物語へ読者をグッと惹き込む仕組みの漫画だ。 それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス) 作…

長崎ライチ『ふうらい姉妹』

この漫画は洒脱でシュールで面白い姉妹が主人公の四コマ漫画だ。彼女たちの奇矯がオシャレに可愛く、面白おかしく描かれる。 さてこの漫画も3巻まで出てきて、当初の設定やねらいだけを踏襲するのではギャグを作りにくくなっている。ギャグ漫画全般に言える…

作画:伊藤悠、原作:佐藤大輔 『皇国の守護者』

長らく人に貸していたこの漫画。そのことすら忘れていたが、とある機会に帰ってきたので読み返してみた。感想を書いてみよう。 もうこの漫画というか原作の小説はね。すごいね。架空戦記物で登場したら盛り上がるキャラや展開がもうほとんどこれでもかこれで…

『いきいきごんぼZ』64ごんぼZ(週刊少年チャンピオン2014年 36+37合併号)について

いきいきごんぼZは週刊少年チャンピオンで連載しているギャグ漫画だ。 いきいきごんぼZ 5 (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 陸井栄史 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日: 2014/07/08 メディア: コミック この商品を含むブログを見る やってくれた喃、睦…

つの丸『みどりのマキバオー』

擬人化の極北 つの丸の漫画には動物がよく登場する。ここで問題になるのが、人間と動物とのコミュニケーションの取り方だ。あるいは、動物がどこまでしゃべるのか?という問題だ。 みどりのマキバオー (1) (集英社文庫―コミック版) 作者: つの丸 出版社/メー…

【ゾロリ5】かいけつゾロリのゆうれいせん

ゾロリでも読むか。 本作は、アーサー王子の地位と名声に嫉妬したゾロリが、前作で手に入れた海賊船を用いて、アーサーと結婚相手のイルダ姫にいたずらする…という流れになる。 いやあ、アーサー王子って本当に良いキャラだよな。ちょっとドジなんだけどさわ…

『磯部磯兵衛物語』を更に楽しむなら杉浦日向子を読め

仲間りょう『磯部磯兵衛物語』が面白い。最近ずっと読んでる。 浮世絵風の絵で、学校教育で習うような江戸文化とは全く違うギャップのある行動をとらせる。面白い点はこの点に尽きる。 磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜 2 (ジャンプコミックス) 作者: 仲間…

『とっても!ラッキーマン』と『斉木楠雄のΨ難』と

ガモウひろし『とっても!ラッキーマン』は毒のあるギャグ漫画だった。当時子供だった私でもその毒を何となく感じ取っていたし、今改めて読んでみても大人向けな表現やギャグがちりばめられていたりして、この漫画がただの少年漫画ではなかったことをうかが…

『シドニアの騎士』12巻の感想

11巻の感想はこちらです。 本作では、弐瓶勉お得意のSF的身体が数多く登場する。人工的に成長させたクローンや人類と敵との融合個体や、性別が中間の者、アンドロイドみたいなのとか、まぁたくさん出てくる。 さて本巻では敵であるガウナに取り込まれたにも…

【ゾロリ4】かいけつゾロリの大かいぞく

ゾロリでも読むか。 こののちゾロリシリーズの一つのストリームとなっていく「大(グレイト)」シリーズ第一弾が通算4作目で登場だ。その名も『かいけつゾロリの大かいぞく』。 溺れている海賊船長の遺言をもとに、ゾロリ一行は海賊船に乗り込む。はたして船…

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』とはなんだったのか。 2005年から2006年ころ、ネットにおいて圧倒的な歓迎を受けた本作は、大人しい主人公が豹変するデスメタルの世界を面白おかしく描いた作品とよく紹介される。一方でデスメタルに通暁する人々から…

『バーサスアース』の打ち切りについて

週刊少年チャンピオンで連載されていた『バーサスアース』という漫画が突然終了してしまった。私はこの漫画が大好きで、今年注目したい漫画の一つだった。やーん。 チャンピオンではよくある、伏線投げっぱなしの突然の終了だった。敵味方含めたキャラクター…

尾玉なみえ『マコちゃんのリップクリーム』10巻の感想

尾玉なみえという漫画家は、その作品が打ち切りされることが多い。その是非はここでは措くとして、打ち切られるあたりから作品のテーマが迷走し、本当にわけがわからなくなってしまうことは尾玉作品ではよくあることだ。 (ただし、この打ち切り間際のなみえ…

尾玉なみえ『少年エスパーねじめ』にみる「ツンデレ」現象の萌芽

まず何が言いたいかというと、尾玉なみえは紛れもなく天才だということ。 そしてだ。00年代の雰囲気を因数分解したとき、おそらく大きな因数として「ツンデレ」という概念が現れるだろう。「ツンデレ」は概念化され激しく用いられ損耗し、00年代後半には再び…

それと今年2014年は服部昇大氏の作品が読みたい

前回の続き?じゃ。 まあ標記の通りなんだ。かつて『魔法の料理かおすキッチン』を連載していた服部昇大氏の連載作品が今年は読みたい。 この人はすごい。なんかプリキュアや照英や日本語ラップにやたら詳しいし、70年代少女マンガ風?(この辺り実際そうな…

2014年もよろしく!てな感じで今年も注目していきたい漫画 その2

前の記事の続きじゃ。 ④市川春子『宝石の国』 やっぱり市川春子はすごかった。初の連載作品で、どうだろうか、と思っていたところだったけど、改めて、すごかった。まず単行本の装丁がいい。彼女の専門分野といってもいいだろう「硬質なモノ」の持つ質感が、…

2014年もよろしく!てな感じで今年も注目していきたい漫画

あけましておめでとうございます。年のはじめということで、2013年面白かった漫画、2014年も続きが楽しみな漫画(漫画家)を挙げて行きます。 今年注目すべき●●つの漫画!みたいに格好つけることができればどんなにいいのだろうが、そんなん私には無理だ。ま…

TISTA

カッコいい戦う女の子を描かせたら当世随一、遠藤達哉氏による作品。凄腕の少女スナイパーの活躍と、それに比例して増大していく自己の葛藤とを描く漫画だ。 TISTA 1 (ジャンプコミックス) 作者: 遠藤達哉 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2008/06/04 メデ…

パープル式部

ディオゲネスの宴は『パープル式部』を応援しています。 この漫画はヤングジャンプで不定期に掲載される漫画だ。流行の言葉や、ネット上の流行ジャーゴンをまぶしながら、結婚コンサルタントのパープル式部が29歳独身の青木ちゃんにからむ、という謎のコンセ…