ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。桜井のりおは神。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG59 連続体

霧亥は木星跡地? の塔の機能を用いて上部へ移動する。そしてそこで駆除系を退ける。都市は続いており、霧亥の旅は続く。

 

・塔の中央部に移動用のデバイスがある。3種類。用途ごとに大きさがあるのだろう。ここは不思議な空間で、中を人間が歩けるようになっている。きっと、太古にはここで作業する人間もいたのだろう。それなら外に開かれた塔ってのはちょっとおかしい気もするが。そして、この塔、よく考えたら中央部が宙に浮いていることになる。「無隔」金属線とはこの事を指す?

・霧亥はどこかの段階で、この塔の使い方を理解したのだろう。超望遠の眼で、セーフガードの機能を使って。

 

・上にいる駆除系。前話の駆除系と同じく、対霧亥用。霧亥用のセーフガードは、珪素生物用のそれとちがって、人格が施されていないことに特徴がある。霧亥はあまり人間らしくない、と当局に判断されており、上位の駆除系ばかりが起用されるのだろう。

・上にいる駆除系②。この駆除系、かなり強い。最初は駆除系らしいフォルムで現れてのちに黒衣を纏う。そしてセーフガードビーム! セーフガードのマーク状にビームを放つ。かなり無駄な機能だ。まっすぐ標的を狙った方がいい。おそらく示威的な意味合いもあるのだろう。ネットに不正接続する勢力に見せつけるわけだ。

・しかし、霧亥は間一髪かわした? いつものとおり重力子放射線射出装置で倒してしまう。

 

・再び都市を歩む霧亥。ここで問題としたいのは、霧亥は狙って木星の装置を使ったのか? という点だ。個人的には、ある程度のところで霧亥は良い移動手段がある、と気づいて使用したと考えている。霧亥は一応、LEVEL9シボを追いかけていると想定される。シボ&サナカンとは十数年程度の距離で離れているのだろう。サナカンは統治局の代理構成体としてシボと共に旅をしている。だから、感染の恐れのないところを知っており、そこへ向かって長い旅をしている。霧亥はそれを追いかけている。3000キロメートルの螺旋階段も、木星の高速エレベーターも、どこで気が付いたかは判然としないが、彼我の距離を詰めるために用いたと考えたい。霧亥はラスト、ギリギリで二人に追い付くけれども、この木星界隈での発見が役立ったと私は考えている。