ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG43 臨時セーフガード

霧亥と合流するために都市を移動するシボ、ドモ&イコ。出発前に、ドモチェフスキーは自らが生成された時のことを夢で思い出す。シボは、イコからこの階層の特質と、珪素生物たちのねらいを改めて聴く。三人のことをプセルが感知し、戦闘が始まる。その中で、シボはセウの遺伝子を珪素生物に奪われてしまう。

 

・ドモチェフスキーの夢。イコに実体がある。長い戦闘の間に生身の肉体を失ってしまったことが画集で触れられている。3番目に生成されたシーラカンス。途中でリンベガに生成をストップされてしまったので、古代の魚。もし上手くいっていたら、シーラカンスから進化するような形でセーフガードになったのだろうか。画集には、このシーラカンスがいれば形成の逆転もあったかもしれないと言及がある。ともあれ、セーフガードの生成を抑えるリンベガの技術は相当のものなのだろう。

・臨時セーフガード。珪素生物と戦うため、あるいは、これからオフィシャルな都市空間を形成するため、かなり「人間らしい」あり方をしている。任務を無事に果たせれば、その空間の正式なセーフガードになれたのだろう。正式なセーフガードというのは、ネットに登録されて人格のアップロードやダウンロードが随意に可能な存在だろうか。第一種臨界不測兵器を使うのは権限外のようで、それをやってしまっては永久に公式の存在になれないとイコは言う。恐らく、彼らには元になった人間のデータがあるのだろう。遥か昔、生身の(あるいは生身に基礎づけられた)セーフガードがいた。彼らの人格の一部分がセーフガードのデータとして存在しており、珪素生物の都市への進行に反応して生成された。それがドモ&イコなのではないだろうか。ある基礎データからダウンロードされた存在。もしかしたら複数の人格データの組み合わせがなされたかもしれない。とにかく、既存のデータからダウンロードされた。だがそこからは、彼らの人生だ。何百年も珪素生物と戦う広漠とした人生であっても、それは彼ら独自の人生。既存のデータにはない、オリジナルの部分。画集ではそれは「個性」と表現されていた。彼らがもしも正式なセーフガードになったならば、もとのセーブデータから都市での珪素生物との抗争の記憶/記録を上書きされて保存されたことだろう。結局それは叶わなかったが。

 

・今回読み返して初めて気がついたが、ここでシボはセウの遺伝子情報をコピーしてるんだな。

 

珪素生物は、シボが古い遺伝子を持っていることに気が付いた模様。それで、プセルを派遣する。

・プセルの武器。振ったらその先に破壊が起こる。物語後半の騎士風の珪素生物もこれ使っていたな。

・メガストラクチャーの蓋で戦う。

・シボが重力子放射線射出装置を使う! 珍しい描写だ。セーフガードの服を着ているから使用できるのだろう。

・多脚型の珪素生物。これブロンで間違いないよな? 「ドゥオオオオ」とか言っているし。彼は蓋に挟まって死ぬんだけど、プセルにカプセルを残した。セウの遺伝子をメガストラクチャーの蓋で潰したら大変なことになっていたぞ。良かったな。