ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG37 非公式超構造体 アンオフィシャルメガストラクチャー

超構造体を見つけた二人。 エレベーターを見つける。エレベーターのガイドによれば、この超構造体はネットスフィアに正しく接続されなかった非公式の構造体だと言う。また、内部で救難信号が発信されていると言う。霧亥の判断で、そこに向かうことに。

・エレベーターのガイド。色々説明しているが、霧亥は初見の走査で、ガイドがシボに話したようなことは大体把握してしまったのだろう。シボはそんなことわからないから色々聴いている。非公式超構造体だから、ネット端末遺伝子なくとも大丈夫なこと、救難信号の出ている場所に科学施設が密集していること。霧亥はある程度解っているからこそ勝手にエレベーターに乗り込み、そこに行けと指示した。ちゃんとシボに説明してやれよ、と思う。
・エレベーターガイドが示した距離と時間。6780㎞を800時間。これに対する画集の説明が納得いかない。大抵の記述は、画集がそう書いているのだから、と受け入れられるのだが……。画集では、地球の半径に等しい距離を、メガストラクチャーが構成できるはずがないと説く。これはメガストラクチャーの素材が惑星(地球)由来だからという。これがよく分からない。メガストラクチャーは惑星(地球)由来とどこかに記述があっただろうか? 『NOiSE』では、都市の素材が宇宙空間からもたらされるとの描写がある。そもそもBLAME!』においては木星の空間が都市の素材として用いられた描写がある。木星の直径は140000㎞だ。これを包含する超構造体があるはずだ。ということで、別に6780㎞がおかしいとは思わない。超構造体の中を、ドモチェフスキー達がいる近くまで移動するのにそれだけかかったってこと。
・また、画集において、距離と時間がかかりすぎる点にさらに言及がある。6780㎞と800時間は、超構造体に異常が起こっていてはじき出された異常な数値だと言うのだ。前段の、6780㎞を移動することはおかしくはないと思う。上に書いた通り。しかしスピードはおかしい。6780㎞を800時間でわると、時速8.475㎞になる。これは遅い。途中、レールが古い場所があるとはいえ遅いと思う。ここは画集の言う通り、なにかネットスフィアの時間認識がおかしくなっている?
・想像をたくましくすると、重力の問題がある。都市が無造作に伸長し続けると、都市は質量を増し、内部に引きこもうとする重力が増大する。都市やメガストラクチャーにかかる重力が増していく。しかし、一方で、メガストラクチャー内部は重力を一定に保っている。巨大な質量であるにもかかわらず、内部の重力はコントロールされている。ネットスフィアはこんなに都市が無秩序に増大するとは想定していないだろう。重力の管理によってひずみが生まれ、ネットスフィアが観測する時間がおかしくなる。画集の説明には納得しがたいが、説明を活かしたこんな仮説は成り立つと思う。
・ちなみに、シボと霧亥は本当に800時間ほど過ごしたことと想像される。意識を失った霧亥が、エレベーターでもとの場所に戻されそうになったとき、ガイドは800と17時間かかる旨を述べている。行きもそれくらい時間がかかったのだろう。


・久しぶりに霧亥が寝る時のピンが登場だ。この回はかなり霧亥がコミュ障ぶりを発揮している。おやすみの挨拶くらいしよう! シボもあきれ顔だ。
・シボも寝てる。睡眠って彼らにはどの程度必要なのだろうか。パソコンのスリープみたいなもの?


・『シドニアの騎士』6巻175ページ「キリイとシボはエレベーターの中で何千時間(原文ママ)も何をしていたのですか?」フランス人の弐瓶氏への質問だ。これ良い質問だよなー! 俺もめっちゃきになる。シボが一生懸命話をしていそうだ。霧亥の生い立ちとか聴いてそう。それと塊都や電基漁師の人がどうなったかとか、旅の話も。霧亥はもちろんほとんど話をしないだろうけど。ちゃんと聴いてはいる。それわかっているからシボも沢山話す。そんな想像がふくらむ。

・同じく『シドニアの騎士』6巻175ページのフランス人のしつもん「アバラのラストの意味がよく分かりませんでした」はい私もそう思います!