ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG35 消滅

大爆発のさなか。霧亥はメンサーブからメッセージを送られる。メンサーブとセウは時空隙へ。東亜重工消滅の瞬間に、霧亥はメンサーブに転送してもらう。シボも爆発に巻き込まれたかにみえたが、同じくメンサーブに転送してもらい霧亥のもとへ。シボの手にはセウの遺伝子情報が。

 

東亜重工編のラストだ。エネルギーが切れたシボを、妖精みたいなやつが支える。 シボの情報が入った塊も運ばれている。前回書いたように、メンサーブの意図があったのだろう。描写は無いけれど、なんでも造れる機械のところまで運んでシボを入れて、それごと霧亥のもとへ転送したのだろう。


・霧亥へのメッセージ。住人は電子データ化していたらしい。肉体は消滅。きっと肉体や、づるが造った生体情報の塊みたいに、基底現実になんらかの存在が無いとネットにアクセスできない。そこで、セウの肉体の情報のみが霧亥に手渡された。
・メンサーブはセウともちろん一緒にいたいから、セウを霧亥に引き渡すって手段はない。
・メンサーブはなぜセウの情報を渡した? 別に霧亥たちにそこまでする義理が無い、と考えることもできる。これは、霧亥たちが一生懸命に集落の人々を守る行動をとったからかな、と思う。メンサーブも住人を守るために一生懸命だった。「狂った」とも捉えうる手段で住民を守ろうとした。その結果住人のデータだけは死守し、長い時間はかかるが肉体の復元も可能との見通しだ。
・時空隙。時空隙ってどこやねん。ここでメンサーブはセウとラブラブちゅっちゅするのだろう。
・セウをはじめ、東亜重工の住人はネットスフィアから隔絶された空間にあるから、遺伝子の感染がない。あるいは感染が少ない。
・セウの遺伝子。私は、セウの遺伝子は正常のネット端末遺伝子を持っていると考えている。画集にも、セウにはそれ(ネット端末遺伝子)があった、と考えられている、とある。何が言いたいかと言うと、アンオフィシャルな階層は検査が緩いから、セウの遺伝子がある程度異常があっても大丈夫、という論法にはならないということを言いたい。審査が緩いってのは、セウの遺伝子があれば、珪素生物やシボでもアクセスできてしまうと言う部分において、緩い。セウの遺伝子は正常だった。こう考えたい。


・転送先。東亜重工の爆風が届く場所。かっこいい描写だ。これで霧亥たちが、東亜重工の最大出力の転送先、すなわちものすごく遠くにやってきたことがわかる。
・シボ。なんでも造れる機械で復活。づるの作成した情報の塊のおかげで、劣化などはなかったのだろう。
・シボとの再会。表情に出さないけど、霧亥はシボと無事にまた会えて嬉しかったのではないだろうか。細かい話だけど、シボがセウの遺伝子情報を得たことを霧亥に話すところ。霧亥は、遺伝子情報のカプセルではなく、しっかりシボの顔を見てる。自分のクエストに関わる情報よりも、シボのことを見ているような目線。シボはシボで、寂しさを口にする。東亜重工があった場所は、塊都に連続していた場所だ。今いる場所は、どことも知れない都市の連続の中。わざわざ「霧亥」と名を呼んで、どこまで来てしまったのか、という寂しさを口にする。シボはポジティブだから、今できることにすぐ頭を切り替えてはいるが。