ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG30 絶戦

メンサーブとセウは中央AIのところへ。セウを完全再生するよう依願するも拒否される。そして、東亜重工が転送することを告げられる。舞台は移って霧亥とシボ。突然霧亥の重力子放射線射出装置が使用可能に。そして統治局の代理構成体が出現。東亜重工との不可侵の協定が、東亜重工側から破棄されたという。代理構成体から東亜重工の転送を告げられる。これは高確率で失敗するだろうとのこと。そしてこれを止めるためにセーフガードも東亜重工内に侵入しているとのこと。ネット端末遺伝子の確認が危うくなる。そして電基漁師集落の人々も危険にさらされる。霧亥とシボは中央AIのところへ。途中シボは襲撃され大けがを負う。すると内なるサナカンが発動。シボはすんでのところで別の世界線のシボの死体に乗り移り、二人(シボとサナカン)は対峙する。霧亥は中央AIにたどり着く。そこにはメンサーブとセウが。一方珪素生物のメイヴは新型珪素生物の死体を乗っ取る。非常にあわただしい回だ。

 

・中央AI。画集にはいくつかの空洞を管轄していたAIが合体してできたと解説がある。こいつ生電社の頭取みたいだな。それはともあれ、重力炉の正常化が完了したから出発すると言う。
・重力炉の正常化。一度霧亥が重力子放射線射出装置で停止したことでフォーマットされた?
東亜重工の出発。珪素生物にかなり浸食されてしまった現状を打破するために都市から脱出しようとしているわけだ。代理構成体が明確に指摘する通り、この試みは客観的に見てもかなりの悪手。都市の大きさも判らぬまま脱出しようとしている。なぜこんな選択をするのだろう。AIが狂ってしまった? 重力炉の正常化はようやく達成した悲願であり、珪素生物の脅威が迫る今、即座に出発することしか念頭になかった。やはり珪素生物や都市の暴走は古い時代に生成されたAIには想定外の状態だったのだろう。
・協定の破棄。なんで協定破棄したんだろう。珪素生物を排除するため?ワープしてから協定破棄すればいいのに。めっちゃセーフガードが入ってきた。中央AIの暴挙を止めるためだ。もしかしたら、ワープのためには協定を破棄しなければならないのかもしれない。


・シボ内部のサナカンの意識。10年間で深いところに閉じ込めたらしい。サナカンとシボは10年間同じ個体の中で向かい合っていたのだ。この営為がシボにとってもサナカンにとっても相手の認識・理解を深めた。サナカンの個性が伸長することになった。
・シボとサナカンの対峙。かっこいいシーンだ。10年ぶりに分割された。