ディオゲネスの宴

漫画の紹介と、感想を書いていきます。 『BLAME!』全話紹介&解説を書いて行っているのですが、大分放置しておりすみません。

【BLAME! 全話紹介&解説】LOG26 飛散空洞

メンサーブに飛ばされた先。時空間が不安定な場所。ここで霧亥は別の世界から来たシボと出会う。また、珪素生物の新型とも遭遇。戦闘になる。新型の攻撃で危機に陥るも、一緒に旅してきたシボが助けに来た。一緒に旅してきたシボは、この空間で10年も待ったという。


・飛散空間。東亜重工の内部には時空間が不安定な場所があるようだ。これは重力炉が暴走しているから。炉の暴走、というか東亜重工の航法の仕組みについては、画集にかなり詳しい解説がある。画集によれば、重力とダークマタ―との抵抗で航行する短距離用の推進と、「世界線」に穴をあけて「ワームホール」を作りだして「ワープ」する航法とがあるとのこと。本編からはこうした東亜重工の科学的な実態はうかがえないから深入りはしないが、ともかく重力炉の暴走が現状として起こって世界線がずれて空間が気象のように変化している。霧亥たちはこれに巻き込まれている。まぁ、この辺りの東亜重工をめぐる設定は画集に詳しいので気になる人はそちらを読んでほしい。
・別の世界線のシボ。何らかの手段で自分で超構造体を超えたシボ。霧亥との世界線がずれていることを即座に把握する優秀さ。これまた画集には、東亜重工と言う空間に新たに入ってきたシボの世界線をいじることで、東亜重工AIは重力炉異常の改善を目論んだ、とある。だからシボが何パターンか来ている。うーむこの辺りやたた画集の説明が厚い割には本編には説明が少ない。特に少ない。解説は本編を基礎にしているので、やはり深入りはしない。
・新型の珪素生物。違う世界線から来た珪素生物なのだろう。イヴィたちも見たことが無いという。


・助けに来た霧亥の知ってるシボ。「助けに来たわよ霧亥」このセリフは二回目。生電社での戦いのときが一回目。10年待ったという。
・シボが待っていた10年。世界線の関係でここまで時空間がずれたようだ。シボは粘り強く待っていたわけだ。そして防磁繭を即座に用意。これ「なんでも作れる機械」から作ったんだと思うけど、もしかしたらこの10年で作ったのかも、とも思う。そしてこの10年、サナカンを抑える手段を心得ていた。この10年の間にサナカンの形質と深く向き合ったことが、ラストへの伏線になっている。


・ぶっちゃけていうと、個人的にはこの辺りの展開は実はそんなに好きじゃない。世界線をずらす、という設定があまりに自由すぎて想像するにも「なんでもあり」になってしまいうまく考えをまとめられない。